近年、営業代行サービスが普及するにつれ、完全成功報酬!完全成果報酬!と大々的にアピールする業者が増えています。わたし自身もそうだったのですが、この「成功」や「成果」の定義は業者によって様々で、実際に業者と会って「そうだったのか」と思うこともしばしばです。
ここでは営業代行業者が定義をする「成果」と「成功」を詳しく解説しますが、難しいことはありません。大きくは3つに分類することができるのです。
成果報酬を掲げる営業代行会社を利用する時、どこを成果としているかをしっかりと把握し、貴社にとって最良の選択をおこなうようにしましょう。
1.テレアポをおこなうなど、作業をおこなった時点を成果と定義
1つめに成果の定義として挙げられるのが、何か営業代行 の作業をおこなった時点で成果とみなす場合です。例えばテレアポであれ
ば、クライアントへ提出するテレアポリストの作成など、ターゲットのリスト
アップ時点で成果とみなし料金が発生するという感じです。
なお現在では、この成果はクライアントにとって厳密には成果とは言えないと、
次の「2」や「3」を成果と定義する業者が増えています。
2.アポイントの獲得や商談の実施時点を成果と定義
成果報酬型をアピールする営業代行会社の中で、最も多く定義されているのが、この2つめに挙げるアポイントや商談機会の獲得や、商談の実施を成果の対象とする場合です。
テレアポの場合、ターゲットのリストアップや実施では料金は発生せず、テレアポの実施後にアポイントや商談の機会が得た件数が、また飛び込み営業の場合、訪問そのものでは料金発生はないが、打合せなどの機会が得られた件数が成果対象となり、1件あたり○○円というカタチで費用が発生します。
また訪問営業の同行など、商談をおこなった時点を別途、成果とみなし、上記の機会創出とは別に費用が発生する業者もありますので、この点はよく確認するようにしましょう。
3.契約成立や受注確定、販売完了などクロージングの時点を成果と定義
3つめに挙げられるのが、契約が成立した、サービスの受注が確定した、顧客に販売ができたなど、クロージングの時点を成果をみなす場合です。いわゆる成功報酬というのは、このクロージングを指す場合が多いようです。
貴社のようにクライアントとしては、最も魅力的で、コストロスの少ない成果報酬の形態となりますが、営業代行 業者としては、上記1と2の形態よりリスクを伴う定義付けとなりますので、営業代行業者側でも、受けられるかどうかの取捨選択をおこなうことがあります。
また費用としても1や2と比べ、高額の料金が設定されるのが一般的で、1件あたり○○円というカタチもありますが、制作案件など案件によって貴社の売上が異なるものなどは売上に対するパーセンテージが設定料金となるカタチもあります。
もしこの形態で営業代行業者を利用する場合、業者が出す1件あたりの費用と、貴社の現状の顧客獲得単価を比較し、よく検討をおこなうようにしましょう。
クロージング時点の成果報酬は本当に正しいのか?
結論を言えばケース・バイ・ケースに尽きます
営業代行業者が掲げる成果報酬の中で、契約成立や案件受注などクロージング時点で成果とみなす形態は、クライアントにとっては非常に魅力的なものであることは間違いありません。やはり見込み客の獲得や商談機会の創出などは、それが売上につながるかどうかという点で見えない部分もあります。
しかしクロージングでの成果報酬の場合、営業代行業者としてもリスクが格段に伴うので、1件あたりの費用やパーセンテージの割合も高額に設定されるものですし、この費用によっては貴社の売上が上がっても、利益が残らないということも考えられます。
それであれば、クロージング時点での成果ではなく、アポイント成立など機会創出時点で、数を得ていくというカタチを取るべきケースもあり、その見極めは非常に大事です。
つまり機会創出が貴社にとって良い場合があるということを覚えておきましょう。
以下に紹介する業者は、上記のような相談も親身になって載ってくれる営業代行業者です。営業代行サービスをお考えであれば、ぜひ一度お問合せしてみてください。
この記事を読んでいる貴社に最適な営業代行業者はこちらです
あなたに合わせて読んでもらいたいコンテンツ
-
営業代行業者による実施と成果の報告
これは実際の営業代行業者が貴社の営業活動をおこなった後の話となりますが、営業代行業者から、営業成果が報告され、貴社は成果に対してアクションを起こすとともに、この時点で営業代行業者で戦略の昇華や見直しがおこなわれる場合があります。
-
ポイントは複数の営業代行業者に話を聞くこと
貴社が営業代行業者の利用を考えているのであれば、必ずおこなってもらいたいポイントとして「複数の業者の話を聞く」ということです。営業代行というものは手法も範囲もかなり幅広く、業者によって得意分野も契約内容も、もちろん料金も異なるものです。
そこで大事となるのが、複数の業者と会い、それぞれの特徴を対面で聞くということ。それによって貴社自身も営業代行の理解が深まるだけでなく、複数の業者を比較することによって、良い点、悪い点も見えやすくなるためです。 -
依頼可能な営業代行の業種
貴社が営業代行を依頼したいと考えたとして、営業代行業者は貴社の依頼を、業種として引き受けることができるのでしょうか?答えは「基本的に業種によって請け負えないということはない」ということ。極論を言ってしまえば、営業代行というサービスは、同業種からの依頼でも、営業代行をおこなうこと自体は可能なのです。
-
貴社が依頼する目的を整理しよう
市営バスが目的地に向けて走るように、物事には必ず目的が存在するものです。
営業代行サービスを利用する時、事前段階としておこなっておくべきなのが、貴社がなぜ、営業代行を利用するのか?営業代行を利用することで、貴社が何を得たいのか?という目的・要件の整理です。営業代行というサービスは請負可能な範囲が非常に広く、このクライアントの目的や要件によって代行の範囲が決まり、最終的な費用も異なってきますので、まずは貴社の中で、目的や要件を整理することから始めましょう。 -
貴社が営業代行を導入する上での注意点
ここで貴社が営業代行を導入する上で、このような業者には注意した方がいいというポイントをご紹介します。ここで紹介する内容は営業代行というサービス以外でも言えることですので、よく覚えておきましょう。